「できないよ、ほら・・・・」
勉強ダメ。スポーツダメ。でも野球は大好き!少年の成長を描く高校野球漫画!!→今すぐよむ
★初めてのスポーツ漫画が商業誌デビュー作
この作品が私清水一狼の"商業誌"における初の印刷された作品となったわけですが、東京に来てちょうど一年後の春のことでした。1992年の正月に、講談社のモーニング編集部に直接持ち込んだのですが、「全然ダメですよこんなんじゃ。ご苦労様」などと言われ返されたのですが「いや、賞に応募したいからあずかってくれ」「そうですか?ダメだと思いますけど」となかば強引においてったものです。ところが二週間後「入選しました」という電話がかかってきたのですが、かけてきた人がなんとその同じ編集者。「いやー、この間はあんな事言ってましたけど、実は僕もいいなとは思ってたんですよ」て、おい、ぜんぜんダメとかはっきり言ってたじゃねーか。その上このお人が「担当編集者」ってやつになってしまいましたからね。適当なもんですよ。マンガ雑誌の編集部なんて。ていうか、辞退しろよ。予想通りそいつとはなにかにつけてまあ話が噛み合ない噛み合ない。しょせん編集者というのは有名大学出のサラリーマンですからね。最近はどうか知らないけど当時は典型的なバブル社員ってやつです。少年ジャンプ以来ただでさえ編集者という人種に対して不信感持ってんのに、ますますトラウマになってしまったのでした。(2007年1月29日)