最後までよんでいただき本当にありがとう!
バイオレンスアクションホラー「パピヨン」がついに完結しました。3年半もの間こんなつまらないマンガにつきあってくれたみなさん、本当にありがとう! 飽きっぽい僕が続けられたのは本当にみなさんのおかげです。本当に本当にありがとう! 実はこの作品の前作にあたる「THE DEATH MZAZE」と「ほたるのさけび」が2003年の6月に終了した時点で、もうマンガを描くのはやめるつもりでスポーツ関係の資格をとったりしたのですが、新聞や雑誌などから取材を受け「これからはどうするんですか?」などと聞かれたもんだから「THE DEATH MAZEの続編をやる予定なんですよ」なんて適当な事を言ってしまい、素直で愚直な僕としては実行に移したのでした。だから設定とか展開とかろくに練りもせず、適当に没頭のシーンを先にひねり出して、どうそこへつなげていくかという作りになってしまい、ダラダラと3年半も続けてしまったと言うわけです。内田刑事がなぜ銃を持ってないかとか、描けなかったエピソードや伏線もほったらかしのまま終わってしまい、自分の力量のなさを痛感しています。また、ラストシーンは少しわかりずらいかもしれませんが、前作の「THE DEATH MZAZE」をよんでいただくとわかると同時により楽しめるのではないかと思います。というわけで「THE DEATH MZAZE」もみてね!!
思えばアトリエキュダンを始めた2000年頃は、尖閣諸島とか「奉仕活動」などが話題になっていた頃で、それをヒントにTHE DEATH MZAZEを着想したんですが、当時はまさか日本が現在のようにここまで"右傾化"するとは思いもよりませんでした。SFというのは現実には起こりえるはずがないことが前提になりたつと思うのですが、本宮ひろしさんのマンガが事実上"政治的圧力"で休止に追い込まれた時には「いよいよキターッ!」と言う感じで多少感情的になってしまい、パピヨンにも政治的(?)な主張をついついもりこんでしまいましたが、もともとそう言うネタではないマンガにヘタな主張をもりこむと、確実に読者ははなれていくものです。案の定アクセスは落ち「死ね!」なんてメールが来た時もありました。SFがSFでなくなった瞬間でした。それでも描き続けることができたのはやはり支持してくれる方もいたからにほかなりません。しかし僕の住んでる地域ではこんなトンデモなものまで配布されており、もはや現実のほうがSFマンガと化しつつあるような気がします。SFをSFとして楽しめる時代がまたきたら「DM3」を描こうかなと思っています。3年半ホントにありがとうございました。(2007年04月29日)
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Thank you so much for having you read till the last, and please cooperate with a questionnaire if you have a time.